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練習中のけが・疾病 予防のアドバイス

ウォーミングアップの重要性

練習や試合前のウォーミングアップは、怪我の予防はもとよりパフォーマンスの向上を目的としたとても重要なものです。
しかし間違ったウォーミングアップは怪我の増加にもつながり、チームにとって悪影響を及ぼす恐れがあります。そこでスポーツ医・科学に基づいたウォーミングアップを実施することをお勧めします。

例えば、車を発信させるとき、特に寒い日やその日はじめて運転するときなどは、あらかじめエンジンを温めていたほうがトラブルを起こすことなく安全に始動する事ができます。人間の体も同じように起きてすぐは体温や心拍数は低く、筋肉や神経そして脳も休んでいる状態です。そのため急激な運動の前にワンクッション置くためにコンディショニングやウォームアップを行います。

酸素解離の促進

ジョギングや動的ストレッチをすると体温が上がって、試合や練習に必要な酸素摂取量や心拍数に到達する時間が、しないときと比べて短時間で済みます。立ち上がりが早くなるという事です。

筋肉の運動効率の向上

血液の中には筋肉を動かすのに必要な酸素や栄養素が含まれています。血液の量が増える事により、血液内に含まれる酸素量と栄養素が増え、より早く全身の筋肉に血液が送られるため、筋肉がより活発に働く事ができます。

神経伝達速度の向上

筋肉を動かすには、脳から神経細胞へ信号を伝達して動かすのですが、その神経細胞というのは全身の神経細胞が使われているわけではなく、一部のみが使われています。あらかじめラグビーの専門的な動きをすることによって、神経細胞を増加する事ができます。例えて言うならば、初めての場所に行くには迷いながら、確認しながらゆっくりと進みますが、何回か通っているうちに近道や他の道を覚えたり、考えなくても自然に行ける様になるものです。それと同じです。

怪我の予防

上記の神経伝達の改善に関連してきますが、各種目の特性を生かした動きをウォーミングアップに取り入れる事によって、脳から筋肉への伝達を正確なものとし、不意に起こる怪我を予防します。また筋力や関節の柔軟性を高める事により動作をスムーズにさせ、試合中の捻挫や肉離れの可能性を低くします。

ウォーミングアップは試合の5分前以内に終わるようにし、また時間は15~30分程度にとどめておきましょう。

最後にウォーミングアップや練習でなぜその運動をやっているのか、競技にどうやってその動きが使えるのかを意識し、また意識させながら行いましょう。スポーツ動作では、力の大きさ・方向・タイミングの三つの要素をコントロールして力を発揮する事が重要です。これをコントロールするのが、創造力をつかさどる前頭葉という脳の一部です。常に創造力を高める事によって技術面や身体面をレベルアップさせる事が出来ます。

アスレティックトレーナー
望月 麻紀

2011.11.28